矯正治療を通じて、お子様から大人の方までの健康のお手伝いが出来たらと思っています。患者様のニーズに合わせて、治療方針をしっかり話し合いながら、進めていくことを心がけています。
治療の流れ
① 矯正治療の相談
歯並びのお悩みや治療に関する不安や疑問などをお聞きします。そのうえでお口の中を拝見し、矯正治療のおおまかな流れ、治療期間、治療費などについてご説明します。
② 検査
正確なデータをもとに治療法や治療計画を検討するため、精密検査を受けていただきます。レントゲン写真撮影、口腔内写真撮影、歯型採得、姿勢、呼吸について等、検査いたします。
③ 診断
検査結果をもとに治療方針や計画をご説明をさせていただきます。
④ 治療開始
一期治療(おもに乳歯と永久歯の交換が完了する時期まで)
成長発育が旺盛な時期に上顎骨や下顎骨のコントロールを行い、上下顎の骨格のバランスを整えていきます。また、乳歯から永久歯への歯の生え変わりや顎骨の成長や身体の成長を診ていきます。
小学生低学年から高学年くらいまでの期間、来院頻度は一か月から三か月毎になります。
(来院回数は年間5-12回です。交換時期や使用装置により異なります)
二期治療(永久歯が生えそろった時期から・大人の矯正治療)
永久歯歯列が完成した中学生頃から、主にマルチブラケット装置を用いて、個々の歯を三次元的に配列いたします。
来院頻度は一か月に一回、治療期間は3年前後かかります。
(来院回数は年間12ー15回です。)
⑤ 保定
治療開始終了後に3ー6か月ごとにメインテナンス・保定管理を行っています。移動した歯の後戻りを防ぎ、歯並びやお口の中の状態を診させていただきます。保定期間は3年ー5年要します。
(来院回数は年間2-4回です。)
料金
矯正歯科治療は公的医療保険の適用外の自費(自由)診療となります。
検査 11000円
診断 33000円
一期治療(こどもの治療) 330000円
二期治療(永久歯列期の治療・大人の治療) 715000円から770000円
(一期治療・こどもの治療から移行の方は、二期治療が差額の385000円となります。)
成人の方で舌側矯正治療(リンガル矯正治療)をご希望の方は、
990000円から1320000円となります。
調整料 2200/3300/5500円 治療毎にかかります
矯正治療に伴うリスク
矯正治療には副作用が伴います。ご承知いただけますようお願いいたします
・矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間から1,2週間で慣れることが多いです。矯正装置が唇や舌、粘膜に擦れることで、口内炎ができたり、傷がつきやすくなることが あります。
・装置の使用状況、生活習慣や習癖(頬杖、姿勢、食事の作法など)の改善、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんと保護者の方の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯・歯肉炎・歯周病に罹患しやすくなるため、自己管理と定期 的なメンテナンスの受診が必要になります。
・歯が動くスピード、治療の難易度、成長発育、症例、使用する矯正装置によって治療期間が異なるため、目安として記載している治療期間や診断時にお伝えする予想治療期間が前後する可能 性があります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります(歯肉退縮、ブラックトライアングル)。歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死(歯の変色)することがあります。
・治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
・矯正治療中には、咬み合わせや歯並びが随時変化します。それに伴い、咬み合わせや顎の 関節に違和感や痛みがでたり、一時的に歯並びが以前より悪くなったと感じる場合があります。
・装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。また、装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
・装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・顎の成長、加齢、親知らず、歯周病などの影響により歯並びが変化し、再治療が必要になる場合があります。